焼肉屋さんに行ったらなにを頼みますか？
霜降りたっぷりのカルビ？
赤身重視のロース？
いやいや。ハラミでしょう！と言う焼肉好きのあなた！
焼肉屋さんで提供されているハラミには「ハラミ」と「サガリ」があることをご存知ですか？
今回はハラミとサガリの違いについて解説していきます。
・ハラミとサガリの違いを知りたい人
・自分が食べてるハラミがなんなのか気になる人
ハラミとサガリ
まずはハラミとサガリは牛肉のどこの部位かと言いますと、牛の横隔膜という内臓です。
しゃっくりが出る時に痙攣してるのが横隔膜ですね。
牛ってしゃっくりするのかな？
牛の横隔膜はハラミ2枚の間に、サガリが1枚という形になっています。
それではハラミを紹介していきます。
ハラミ
ハラミは長さ60センチくらいの帯状の内臓です。
先ほど記述した通り、横隔膜です。
写真は和牛のハラミなので霜降りがすごいですよね。
表面の膜を取り除いてから、商品化します。
まるでカルビのような霜降りですが、食べると全然違います。
脂は甘くしっとりした味わいです。
サガリ
サガリは周りが2本のハラミに囲まれている膜の中心部に位置する横隔膜の芯です。
このサガリの膜を剥くと下の画像になります。
真ん中に太い筋があるので取り除くと、ふたつに分かれます。
サガリは太いので焼肉用にもステーキにもなれる万能部位。
ハラミと同様にしっとりとした味わいが特徴です。（全然クドくない）
【番外編】焼肉屋さんの上ハラミ
「ハラミが好き」という方は手をあげてください！
多いですね。
では質問します。
あなたが好きで食べているその「上ハラミ」はどこの部位ですか？
「え？ハラミじゃないの？」
そう思った人は要注意。
もしかしたらその上ハラミ、ハラミじゃないかもしれませんよ。
ここまでの写真で使った和牛のハラミやサガリは非常に仕入れ難い商品です。
もしかしたら他の似たような部位を「上ハラミ」にしているかもしれません。
ということでここからは「上ハラミ」で提供されることの多い部位を紹介します。
カイノミ（バラの肉）
なんとなく霜降り具合が似ているのわかります？
ハラミは内臓。
カイノミはバラ肉。
見た目は似ていても、味は全く違います。
しかし僕は個人的にカイノミが大好きなので、たとえ上ハラミを頼んでカイノミが出てきてもありがたくいただきます♪
インサイドスカート（バラの肉）
インサイドスカート、別名うちはらみ。
ハラミじゃん！と思ったあなた。
落ち着いてください。
インサイドはバラ肉です。
たしかに見た目も切り方も同じです。
でも味が全然違うんです。
わかりやすくいうとインサイドはカルビの味です。（わかりにくい？）
ハラミは独特の甘みと旨味のマリアージュ。
そして単価もハラミの方が高い！
正直、上ハラミを頼んでインサイドが出てくるとため息がでます…。
おわりに
今回はハラミとサガリの違いについて説明してきました。
どちらも「上ハラミ」として提供されることが多いです。
ハラミとかサガリで区別している焼肉屋さんは少ないですよね。
焼肉屋さんに行った時は、この記事の写真と見比べて、自分が何を食べてるのか当てるのも楽しいですよ。
ぜひやってみてくださいw
あなたのお肉ライフが充実したものになれば幸いです。
それではまた。
