こんにちは。
eijiです。
最近広島の焼肉屋さんで提供されている「コウネ」というお肉が、「秘密のケンミンショー」で取り上げられて一躍有名になりました。
ところでみなさん。
「コウネ」、ご存知ですか?
正直、僕は知りませんでした。
正確にいうと、コウネと呼ばれることを知りませんでした。
そうです。
コウネとは
あれのことだったのです。
あれとは?
【結論】
コウネとはブリスケのことでした!
それではまた。
・・・
・・・
・・・
待て待てー!
ブリスケってなんじゃーい!!!!
聞いたことないぞー!
とお思いの方が9割ですよね。
日常生活で「ブリスケ」なんて言葉を発することはまずないのでw
知らなくて当然です。
僕もこの仕事をするまで聞いたことも見たこともなかったです。
それではご覧ください。
こちらがブリスケです。
はいドン!
「なんか想像してたのと違うー」という声が聞こえてきますね。
ブリは付いてますが魚ではありません。
牛肉です。
もっと詳しく知りたいと思った人は読み進めてください。
・ブリスケという部位のこと
・ブリスケの商材としての可能性
それでは見ていきましょう。
ブリスケってなに?
ここからはブリスケについて紹介していきます。
ブリスケってどこら辺にあるの?
ブリスケとは肩バラという、牛の胸の辺りの部位です。
肩バラとは、「三角バラ」と「ブリスケ」のふたつの部位で構成されています。
実物を見た方がわかりやすいので、画像を駆使していきます。
こちらが三角バラ。
焼肉商材にすることが多く、その霜降りの強さから、焼肉屋さんでは特上カルビや上カルビで提供されます。
そしてこちらがブリスケ。
すき焼き用などのスライス材になることが多いです。
この三角バラとブリスケがどのように繋がっていたか気になりますよね?
え?気にならないって?
食肉業界で仕事をしていてもほとんどの人が知らないんですよ!
僕もその1人。
まぁまぁみていってくださいよw
その答えがこちらです。
このふたつで肩バラです。
えー!こんな感じだったの?って思いましたよ。
これであなたも肩バラ博士です!
ブリスケって美味しいの?
美味しいです。
肉質は硬めですが、薄くスライスすれば気になりません。
広島の焼肉屋さんでは「コウネ」と呼ばれているブリスケを提供されています。
「コウネ」とは薄くスライスされた大判のブリスケのことで、サッと炙って食べるのが通のようです。
見た目は脂が多くクドイように感じられますが、ブリスケの脂は比較的サラッとしていて、食べやすいのが特徴。
ブリスケを細分化してみた
ここからは完全に自分の趣味の域に入っていきます。
一部の焼肉屋さんでは、このブリスケを焼肉用として使用しています。
メニューは「並カルビ」。
焼肉屋さんで「並カルビ」を注文して、提供されたお肉を見てこんなことを思ったことはありませんか?
「大きさも形もバラバラ」
そうなんです。
カルビという決まった部位って実はないんです。
霜降りすぎないカルビっぽい部位を、仕入れている部位で作ってるのが実情。
もちろんカルビはこの部位!と決めている焼肉屋さんもいるので一概には言えませんが、大体牛バラ関係のお肉で作られることが多いです。
カルビについて気になる方はこちらもどうぞ。
詳しく知りたい人用に、ブリスケを細分化してみました。
分けられた部位は6種類。
※名前はテキトーにつけたものが混じってます
①コブ
②三日月
③岩
④ゲタ
⑤ゲタ横
⑥カブリ
①コブ
特徴
・見た目めっちゃ霜降りで柔らかそうですが、想像以上に硬い部位
・まるでゴムみたい
②三日月
特徴
・一番柔らかくて美味しかった部位
・歯切れが良く、何枚でも食べられる霜降り度合い
③岩
特徴
・淡白な味わい
・硬くもなく、柔らかくもない
・旨味強い
④ゲタ
特徴
・意外に美味しい
・味が濃い
・硬くはない
⑤ゲタ横
特徴
・見た目はほぼ三角バラ(特上カルビ)
・見た目に反して硬い・・・
⑥カブリ
特徴
・美味しいがちょっと硬い
それぞれ焼いて食べてみた
ショート動画に残したので、ぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/shorts/aHDDS3ZL8YY
おわりに
今回はブリスケについて紹介してきました。
僕個人の感想ですが、やはりブリスケはスライスが1番です。
サッと炙って食べる、もしくはすき焼きしゃぶしゃぶで食べるのが美味しい食べ方なのだと、再確認できました。
もしも今回の焼肉用に改善点があるとするなら、ジャガード(スジ切り機)を使えば多少柔らかくできたのかなと思います。
なんにせよ、お肉の可能性をこれからも追求していきたいです。
ぜひ本場広島でコウネを食べたい方はこちらから予約をお勧めします!
あなたのお肉ライフが充実したものになれば幸いです。
それではまた。