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お肉のプロ
食肉卸歴13年の私がお肉のことで悩んでいる方に向けて発信しています。

食肉卸歴13年のわたしがおすすめする銘柄地鶏5選

はじめまして!
eijiと申します。
食肉卸歴13年の私がお肉のことで悩んでいる方に向けて発信しています。

こんにちは。eijiです。

みなさんは地鶏と聞いてどんな銘柄鶏を思い浮かべますか?

比内地鶏?名古屋コーチン?黒さつま鶏?阿波尾鶏?青森シャモロック?

分かりませんよね。

地鶏?スーパーで売っている若鶏となにが違うの?

こんな疑問が聞こえてきますね。

私もこの業界に入るまでは知りませんでした。

というかこの業界でも知らない人多いと思います。

それではまず地鶏若鶏の違いを説明しましょう!

目次

地鶏フリーランス 若鶏サラリーマン

この見出しのタイトルのようなものを見たことある方もいるとは思いますが、イメージはこの通りです。

若鶏は汗水垂らして働くサラリーマンのようです。自分が何のために働いているのかさえわからなくなっている。

つまり食べる、寝るのルーティンを狭い鶏舎の中で行い、約40日間過ごしたあと鶏肉として売られていくのです。もしこのようなことが人間の世界で行われていたら、大問題ですよね?ウイグ、、、やめとこ。

一方地鶏はフリーランスのように縛られることのない生活を送っています。

1羽あたりの面積が広い鶏舎でのびのびと過ごし豪華な食事適度な運動、フカフカのベッドでの睡眠は最高!ストレスフリーで成長します。約80日を経て、鶏肉になっていきます。

在来種純系 肥育日数 平飼い 1㎡あたり     

若鶏  × 40~50  ×  ぎゅうぎゅう

地鶏  ○ 75~   自由  10羽以下

地鶏若鶏生活環境がこんなにも違うことに驚かれたかと思います。

どうせなるなら地鶏ですよね?

それではここからおすすめの銘柄鶏を紹介をしていきます。

比内地鶏(秋田)

秋田県公式WEBサイトより引用

比内鶏(国の天然記念物)を選抜した秋田比内鶏

そして

秋田比内鶏♂×ロードアイランドレッド♀=比内地鶏

飼育方法:28日齢以降、平飼い、または放し飼い

飼育密度:1㎡あたり5羽以下

飼育期間:雌150日 雄100日

秋田といったら比内地鶏秋田美人ですよね?

旨味成分のイノシン酸が豊富で、間違いなく美味い

きりたんぽ鍋に入れると肉の美味さもさることながら、お出汁としても抜群です!

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黒さつま鶏(鹿児島)

鹿児島県ホームページより引用

薩摩鶏(国の天然記念物)♂×横斑プリマスロック♀=黒さつま鶏

飼育方法:平飼い

飼育密度:1㎡あたり5羽以下

飼育日数:雌150日 雄120日

鹿児島黒牛鹿児島黒豚、そして黒さつま鶏黒は美味しさの証

ラーメンの至宝「らぁ麺 飯田商店」ではこの黒さつま鶏 黒王スープに惜しみなく使われている。

ちなみに比内地鶏名古屋コーチンもです。

ラーメンの最高峰がここに!

飯田商店



名古屋コーチン(愛知)

名古屋市WEBサイトより引用

元々 岐阜地鶏(国の天然記念物)×バフコーチン=名古屋コーチン

今は名古屋コーチン×名古屋コーチン

正式名称「名古屋種

飼育方法:平飼い

飼育密度:1㎡あたり10羽以下

飼育日数:120日~150日

名古屋コーチンといえば親子丼ですよね?

名古屋の駅ナカで食べた親子丼が忘れられません。ぷりぷりのモモ肉と胸肉にとろーり卵をとじて。

名古屋コーチンはも売られている珍しい品種なのです。



青森シャモロック(青森)

青森県畜産協会より引用

軍鶏(シャモ)→横斑シャモ

プリマスロック→速羽性横斑プリマスロック

横斑シャモ♂×速羽性横斑プリマスロック=青森シャモロック

飼育方法:平飼い 出荷2週間前から飼料にガーリック粉末を添加。

飼育密度:1㎡あたり3羽以下

飼育日数:雄100日以上 雌120日

青森シャモロックは一代雑種といって、上記の交配のみで生まれる。

つまり青森シャモロック×青森シャモロックでは青森シャモロックが生まれないのです。

ちなみに青森シャモロックは宮内庁御用達鶏で、宮内庁御料牧場にひな鳥を納められている唯一の地鶏なのです。(宮内庁御料牧場とは、皇室の用に供する家畜の飼養、農畜産物の生産及びこれらに附帯する事業を行うことを目的とした宮内庁の施設です。)



阿波尾鶏(徳島)

徳島県WEBサイトより引用

阿波地鶏♂×白色プリマロック♀=阿波尾鶏

飼育方法:平飼い

飼育密度:1㎡あたり10羽~15羽

飼育日数:80日以上

阿波尾鶏は平成10年に地鶏特定規格基準を満たす地鶏の中で生産量全国1位を達成させています。

阿波踊りは江戸時代から400年続く伝統芸能です。

それを文字って阿波尾鶏!最高ですね!



まとめ

いかがでしたか?

地鶏と言っても見た目がこんなにも違うとは思いませんでしたよね?

肥育日数が長ければ長いほど、掛かるコストが変わってきます。

それぞれ様々な品種改良を行い、長年を費やし、これだ!と思える地鶏に育て上げています。

その土地の自慢の逸品たべてみたいですね!

ちょっとでも興味が沸いたという人はふるさと納税の返礼品で試してみてはいかがでしょうか?

それではまた。

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