食肉業界で働くことになったそこのあなた!
どのようにすれば自分は一人前になれると思いますか?
何ができるようになれば一人前ですか?
そもそも一人前ってなに?
わかりませんよね?
お教えしましょう!
ただひとつ約束してください!
実践すること!
そして継続することを!
やることは3つです。
①できる上司を真似る
②お客様をよく知る
③商品の知識を詰め込む
これを徹底すれば1年間でちゃんと一人前になれます。
というよりそれ以上かも。
できる上司を真似る
上達するためにはできる上司の真似をすることが近道です。
上司の行動はもちろん、考え方やしゃべり方まで真似てみましょう。
結果を出せる人は、人と同じではないはずです。
ちなみに私は、服装、髪型、歩き方、電話の受け方、ハンドルの持ち方、聞いている楽曲まで徹底して真似ていました。
さぞ気持ち悪く感じていたでしょう。
しかし可愛がられていたことも事実です。
夜中に呼び出されても喜んで行っていましたから。
またその人の良いところをパクれるぞ!と言わんばかりに。
でも仕事の時の上司を真似るだけで十分でしょう。
必ず上達へのヒントを見つけられます。
お客様をよく知る
営業という仕事とお客様は切っても切れない関係です。
相手がいなければ商売は成立しませんから。
お客様のすべてを知るつもりで話を振りまくります。
出勤時間、発注時間、電話の出やすい時間、お昼休憩の時間、在庫管理能力、会社への不平不満、会社での悩みなど仕事に関すること。
起床時間から家族構成、性格、体重、今の悩みなど、プライベートのことも話してくれればこっちのものです。
共感し、寄り添い、共に考え、発展への道を共に作り出していくことを根底に営業していく!
なかなか新人にそこまでは!と思いますが根底にこの考え方を持っているか持っていないかでは結果が変わります。
もちろん大事なこととしてお客様のお客様を知っておくことも大事です。
なぜなら、案内する商品が変わってくので。
たとえば中華料理屋に納めている得意先が、お客様に豚の角煮を作りたいと言われたとします。
得意先には豚のバラ肉を案内します。
しいていうなら、国産か、輸入チルド、輸入冷凍の3つを案内するところです。
しかし何も分かっていない営業マンは豚の角煮と言われても、中華料理屋が使う商品と知らなければ、牛肉を使ってほしい場合とことん牛肉を推してしまいます。
極端な例でしたが、このようなやりとりはよく見る光景です。
たとえばハンバーグ屋さんが挽肉にオーストラリア産牛肉のウチモモを使っているとして、得意先がウチモモを探しています。
うちにウチモモが無いとします。
この場合「ありませんでした」と答えるだけの営業マンがいます。
ここでこのまま終わると何も残りません。
私だったらこの場合「お客様は何屋さんで何のメニューにウチモモを使いますか?」と聞きます。
ハンバーグ屋さんで挽肉に使うことを知ると、「挽肉にするならソトモモでも代替えできると思います。単価も割安にできますし、一度お客様に提案してみてはもらえませんか?」
下がった値段分儲ける得意先もありますがそこは気にしません。
ここで重要なのは、先のお客様のことが分かっているなら、得意先に上手く営業をかけさせることもできるということです。
得意先が売れてナンボの世界なので!
商品の知識を詰め込む
知識があれば、売れる前提で商談を進めやすくなります。
なぜなら得意先の要望に応えられるからです。
全部?
「この商品をこの価格で」と言った要望以外は!
もちろん赤字で商品を出すわけにはいきませんから。
しかしそれ以外は用途、部位、グレード、産地、あらゆる要望に知識さえあれば応えられます。
知識を積み上げる=引き出しを増やすことです。
気をつけないといけないことは、知識を片方面から見ていると視野が狭まると言うことです。
例えば牛カタロースはすき焼き、しゃぶしゃぶ用と覚えているとそれ以外では案内できなくなります。
もう一方の焼肉用や、ステーキ用にもできると覚えておけば、いざ得意先から焼肉で使える部位を紹介してほしいという要望が来たときに紹介できるのです。
常に視野を広げ、固定観念に囚われない知識の確変を続けていってほしい。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで話してきたことを実行し続けることで、1年後にはかなりの営業力を手に入れています。
まずは11月までにトライ&エラーを繰り返し何が良くて何が悪いかに気づいてほしい。
そして12月の年末商戦で自分の計画をクリアできれば自信にもなる。
クリアできなければ、あとどこの得意先に何を売っていれば計画達成できたのかを詳しく振り返る必要がある。
そして来年は必ず達成できるように1年かけてまたルートを作り上げていけばよいのです。
そして、1番大事なことをお伝えします。
お客様は人生を懸けて仕事をしています。
商品を忘れたり、欠品させたりすることは、お客様のお金を奪うことと同義です。
新人だからといってテキトーな仕事をして許されるわけではありません。
お客様と常に同じ目線でいることが、あなたを成長させてくれるでしょう。
悩みや、苦しみを共有できて初めて一人前になるのではないでしょうか。
それではまた。